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2011年12月
12月4日(日)東京文化会館大ホール「新都民合唱団第74回定期演奏会”マタイ受難曲”」
 旧東京都民合唱団から名前を変えた新都民合唱団の定演は、J.S.バッハの大曲「マタイ受難曲」への挑戦でした。この曲は、1727年にライプツィヒのトーマス教会で初演されましたが、長い間忘れ去られていた作品をメンデルスゾーンが再発見し、100年ぶりに復活上演しました。しかし、そのことは、単にこの曲の復活上演と言うだけでなく、バッハという偉大な作曲家の再評価に繋がって行ったのです。休憩なしで3時間かかるという超大曲なので、アマチュアの合唱団が簡単に手を出せるような作品ではありませんが、完成度は高く、良く歌っていたと思います。

12月18日(日)紀尾井ホール 「東誠三ピアノリサイタル」
 この演奏会は、日本楽劇協会の主催でしたが、同協会の山田理事長が東誠三を高く評価しているため、私も彼の本当に素晴らしいピアノを何度も聞くことが出来、嬉しい限りです。当日のプログラムは、リスト生誕200周年ということで、オールリストでした。しかし、単にリストの作品というだけでなく、大曲のピアノ・ソナタを始め、巡礼の年等、メフィストワルツ等、難曲ばかりが並んでいましたが、彼の非常に高い音楽性や完璧なテクニックを再認識することとなりました。

12月20日(火)日比谷公会堂 「ロイヤルチェンバーオーケストラ・ベートーヴェン交響曲第9番」
 この演奏会は、合唱指揮の藤原規生が指導しているいくつかの合唱団を中心に、特別に編成された合唱団でしたが、良く声は出ていたと思います。この公演には私はまったく関わりませんでしたが、プログラム・ノーツだけを書きました。

12月25日(日)彩の国さいたま芸術劇場大ホール 埼玉オペラ協会「シンデレラ」(マスネ作曲)
 マスネと言えば、「マノン」「ウェルテル」「タイス」などのオペラで知られていますが、この「シンデレラ」もなかなかの名作です。ヨーロッパでは、「シンデレラ」のフランス語である「サンドリオン」と呼ばれることが多いですが、ストーリーは全世界の人が良く知る「シンデレラ」の話です。
当日のオペラに関しては、実は自宅を出る直前、車のバッテリーが上がってしまっていることが分かり、JAFを呼んだりして、1幕は見ることができず、2幕だけしか見ていないので、あまり詳しくは言えません。しかし、埼玉オペラ協会には会長の池本和憲を含めて友人が大勢いますので、パンフレットに弊社の広告も出させて頂きました。
# by hikari-kozuki | 2012-04-11 14:18 | Opera&Concert | Comments(0)
2011年11月
続きです。

11月3日(目)渋谷・聖ヶ丘教会 オペラ「かぐや姫」
作曲家の平井英明が「3世代で楽しめる日本語のオペラ」を書こうと思い立ち、誰もが知る「かぐや姫」に題材を求め、自ら台本を書き、作った作品がこの「かぐや姫」です。当日は指揮者でもある作曲者本人が指揮を振りました。音楽は日本人にも外国人にも親しみやすく、覚えやすく印象深い旋律、正統派で美しいハーモニーで構成されています。プリマドンナのかぐや姫が体調不良でキャストチェンジになってしまいましたが、豊島雄一、布施雅也ら実力派の歌手たちがオペラを引き締め、公家役の晴雅彦は独特のコミカルな演技で舞台を盛り上げていました。

この作品は、今年の夏、ザルツブルク音楽祭の期間中、モーツァルテウムと隣町のアニフで上演される予定ですが、弊社で旅行を主催しております。合唱団員等、出演者をまだまだ募集中ですので、ご興味のある方はぜひ!詳しくは以下をご参照ください。
http://www.lattesa.co.jp/performance-tour.php?id=82

11月4日(金)めぐろパーシモンホール大ホール「テノールの響宴」
テノールの五十嵐喜芳と藤原歌劇団のテノールたちが繰り広げる饗宴ならぬ響宴も今回で第6回だったのだが、9月23日に五十嵐喜芳が急逝してしまったため、五十嵐喜芳先生を偲ぶコンサートとなってしまった。MCは、故人のお嬢さんの五十嵐麻利江。実力派のテノールたちが何の制約もなく、自分の好きな歌を好きなように歌う会でしたので、ハチャメチャな構成でしたが、テノールの魅力は十分に伝わり、故人も草葉の陰で笑っていたことでしょう。

11月8日(火)サントリーホール「ありがとうチャリティーコンサート」
東日本大震災の後、数多くのチャリティーコンサートが開かれ、私もたくさん行きました。それにしても2011年という年は、3月11日以降、数多くの演奏会が中止になり、音楽家にとって苦難の1年となりました。そして、音楽ファンにとっても数多くのアーティストたちが来日を中止してしまい、がっかりな1年になってしまいました。東北地方の被災地の人々が早く日常を取り戻し、2012年が明るく前向きな1年になるよう、私も微力ながら頑張ります。
このコンサートは、N響、東京芸大、桐朋音大の有志たちによるスペシャル編成のオーケストラに、被災地からのブラスバンドや合唱団が加わり、賑やかな演奏会となりました。

11月11日(金)同仁キリスト教会「ペルゴレージからモーツァルトへ」
サブタイトルは、~絃楽器と共に歌う教会音楽の夕べ~というものでした。
当夜は、ペルゴレージの”スタバト・マーテル”全曲とヘンデルの”メサイヤ”からの抜粋とモーツァルトのアリアが演奏され、友人の笹倉直也がバリトンとしてメサイヤを歌いました。

11月12日(土)日生劇場オペラ「夕鶴」
「夕鶴」は、説明する必要もなく、木下順二の戯曲を團伊玖磨がオペラにしたものですが、今もって日本オペラを代表する作品として君臨しています。指揮は、下野竜也。つうに針生美智子、余ひょうに大槻孝志、運ずと惣どに原田圭と藤澤眞理というこの役を得意とする実力派の歌手たちが集められたため、見ていて非常に安心出来る好演となりました。なお、この舞台の演出は、鈴木敬介でしたが、彼も今年の8月22日に逝去してしまったため、このオペラは追悼公演となってしまいました。今年は特に多くの芸術家の方が亡くなってしまったのではないでしょうか。

11月23日(水)紀尾井ホール「メサイア」全曲
この会は、東洋英和の同窓生たちによって構成された”メサイアを歌う会”によって毎年演奏されるコンサートです。私も足を運ぶのは2回目でしたが、さすがに毎年のライフワークとされている方々のコンサートで、安定感は抜群です。今年は指導者の辻秀幸がテノールのソリストに廻り、指揮はバロックのスペシャリスト、田崎瑞博が務めました。

11月29日(火)ジュネーヴ・ヴィクトリアホール「六本木男声合唱団倶楽部記念コンサート」
このコンサートは、赤十字本部のあるジュネーヴで行われた大会のスペシャルゲストとして我々六本木男声合唱団が呼ばれ、ヴィクトリア・ホールで歌わせてもらったものです。もちろん、世界赤十字社の社長が六男の団員の近衛さんだから呼ばれたのです。しかも、オケはかのスイス・ロマンドのメンバー有志によるスペシャルなもの。こんな贅沢なことが許されるのでしょうか。曲は去年、一昨日とサントリーホールで歌った三枝成彰作曲の「ラスト・メッセージ」。もちろん大成功に終わりました。すべての関係者に感謝します。本当にありがとうございました。
# by hikari-kozuki | 2012-04-10 18:28 | Opera&Concert | Comments(0)
2011年10月
10月4日(火)スイス・ジュネーヴ ヴィクトリアホール
「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」演奏会
指揮:クリスティアン・バスケス
演目:ショスタコーヴィチ作曲「祝典序曲」
   チャイコフスキー作曲「ヴァイオリン協奏曲」
   ショスタコーヴィチ作曲「交響曲第12番」
11月29日にヴィクトリア・ホール行われる予定だった「六本木男声合唱団」の演奏旅行の打合せで、三枝団長、倉田女史と一緒にヴィクトリア・ホール、赤十字本社等を訪ねました。その時に、ちょうどシモン・ボリバルのユースオケがジュネーヴに来ていて、しかも我々が演奏するヴィクトリア・ホールで演奏会をすると知り、見てきました。以前、このブログでも書きましたが、ベネズエラが国を挙げて取り組んでいる「エル・システマ」の象徴のようなオケです。
指揮のバスケスは、ドゥダメルの弟分とも呼ぶべき俊英で、まだ27歳という若さですが、切れのある指揮ぶりでオケを見事に統率していました。しかし、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のソロを弾いたアンヘリカ・オリボは、テクニックはあるものの音楽の作り方が少し雑な感じがしました。

10月8日(土)サントリーホール・ブルーローズ「被災地の若きアーティスト支援チャリティーコンサート」
蟹瀬令子さん主宰の「さくら芸術文化応援団」のコンサートで、「きっと、さくら咲く。」というテーマの写真や詩を募集し、その入賞発表会でした。その中で、歌詞・優秀賞となった「さくらラララ咲いたね」という曲を、六男有志のメンバーと一緒に歌ってきました。

10月14日(金)東京オペラシティ大ホール「ベルリン放送交響楽団」演奏会
指揮:マレク・ヤノフスキ
演目:ブラームス作曲「交響曲第3番」「交響曲第4番」
現在、ベルリン放送響とスイス・ロマンドの音楽監督を務めるヤノフスキーは、ドイツものを中心にオペラ、コンサートの両方で活躍を続けている指揮者です。当夜は、ブラームスの交響曲を2曲という珍しいプログラムでしたが、いかにもドイツのオケらしく重厚で安定感のある演奏でした。

10月15日(土)津田ホール「経種廉彦テノール・リサイタル」
二期会ゴールデンコンサートのシリーズでした。前半は日本の歌で山田幸作の曲を中心としたプログラム。後半はトスティ歌曲による「ある若者の恋の物語」というもので、トスティの有名な歌曲を繋げていって1つのストーリーにするという経種廉彦本人に構成・台本を書いたオリジナル。セリフも含めて暗譜はさぞ大変だったと思いますが、見事歌い切りました。

10月16日(日)渋谷区文化総合センター大和田さくらホール「南風野香フラメンコスタジオ発表会」
友人の遠藤佳子さんが出演するということで行きました。フラメンコは、スペインでしか見たことがありませんでしたが、日本にこんなにフラメンコを踊る人たちがいるなんて驚きました。

10月17日(月)上野学園石橋メモリアルホール「横山幸雄ショパンピアノ独奏曲全曲演奏会」
9月の時に説明しましたが、プレイエルによるショパンの独奏曲全曲演奏会で、全12回の最終回がこの日でした。前半は、晩年のマズルカ、後半は幻想ポロネーズ、ワルツ、ノクターン、舟歌など聴きごたえのある内容でした。
# by hikari-kozuki | 2012-04-09 14:56 | Opera&Concert | Comments(0)
2011年9月
昨日はミランのことを書いてしまったので、いよいよ今日からオペラや演奏会を振り返っていきたいと思います。記憶が定かでないものもありますし、ごく簡単に行きますね!今日は9月下旬のものです。

9月16日(金)東京文化会館 ボローニャ歌劇場来日公演「カルメン」
指揮:ミケーレ・マリオッティ
歌手:ニーノ・スルクラーゼ(カルメン)、ヴァレンティーナ・コッラデッティ(ミカエラ)、マルセロ・アルヴァレス(ホセ)、カイル・ケテルセン(エスカミーリョ)
*昨年の来日オペラは3.11の影響で大変な目に遭ってしまいましたが、ボローニャも例外ではありませんでした。このカルメンも主役の4人のうち、ミカエラとエスカミーリョの2人が替わってしまいました。それでもフローレスがキャンセルした「清教徒」やリチートラが亡くなってしまった「エルナーニ」に比べれば、アルヴァレスが素晴らしかった「カルメン」は救われました。

9月23日(金)イタリア文化会館アニエッリホール「白川佳子・山口邦明ジョイントリサイタル」
ソプラノの白川佳子とバリトンの山口邦明のジョイントリサイタルでしたが、ヴェルディとプッチーニのアリアや2重唱ばかりを集め、ものすごく欲張りで大変なプログラムでした(笑)。山口邦明の「ジャンニ・スキッキ」のアリアが素晴らしかったことを良く覚えています。私はこの演奏会のために一目でそのシーンのシチュエーションが分かるような解説を作ってくれと頼まれて、大変だったことを記憶しています。

9月23日(金)渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール「N.F.レディースシンガーズ定期演奏会」
NFレディースシンガーズとは、東京放送児童合唱団(現在のNHK東京児童合唱団)の卒団生たちによって結成された女声合唱団です。30年以上ぶりに集まったかつての美少女たちは貫録たっぷりのおばさまたちになりましたが、透明感のある素晴らしいハーモニーを聞かせてくれました。今も音楽の世界で生きている人はほんの2、3人と聞きびっくりしました。すぐにでもプロの合唱団として通用するようなレヴェルだったので。渋谷の駅からすぐの場所にあるこのさくらホールは、この時が初めてでしたが、とても人気があるようで、あれから3、4回行っています。

9月24日(土)サンパール荒川大ホール あらかわバイロイト「神々の黄昏」
ワーグナーの超大作「ニーベルングの指環」の最後の作品、「神々の黄昏」は、ワーグナーの集大成とも言える傑作です。ヨーロッパの超一流の劇場でもなかなか手を出すことが出来ないほどの大作ですし、たくさんの優秀な歌手を必要としますが、日本でもこれほどの「神々の黄昏」が当たり前の出来るようになったんだと感心しました。主役ジークフフリート役でsじょむいいの池本和憲が出演しました。彼の声は素晴らしいリリコ・レッジェーロですが、明らかにワーグナー向きではないので、心配していましたが、テクニックで見事にカバーし、最後まで歌いきってくれました。そうそう、彼は昨年、「マザーテレサの祈り」というCDを出しました。彼の魅力が溢れる素晴らしい1枚ですので、ご興味のある方はぜひ!!及川音楽事務所(03-3981-6052)で購入できます。

9月26日(月)上野学園石橋メモリアルホール 「横山幸雄リサイタル」
これは約100前の名器、プレイエルによる横山幸雄のショパンの独奏曲全曲演奏会でした。ほぼ時代順に全12回行われたコンサートのうち、当夜は第11回。傑作中の傑作ソナタの第3番を始め、スケルツォの第4番などが演奏されました。彼のショパンの連続演奏に関しては、以前も言いましたのでここれは触れませんが、本当の天才です。また、この連続演奏会も全12巻のCDとしてキングレコードから発売されていますので、ぜひ。http://www.kingrecords.co.jp/

なお、これらの演奏会以外にもいくつか行っているのですが、まったく思い出せなかったり、当日のパンフレットが見つからなかったりというものは割愛させて頂きました。

それでは明日は10月を書きます。
# by hikari-kozuki | 2012-04-05 14:52 | Opera&Concert | Comments(0)
CLからの敗退
残念ながらカンプノウの大一番は1-3で負けてしまい、ミランはCLの舞台から消えることになってしまいました。バルサはやはり世界一のチームで、強かったです。そのことには何の疑問もありません。あれだけのパスサッカーが展開出来るチームは、サッカー史上なかったのではないでしょうか。そしてその中心に君臨するメッシは、すでにペレやマラドーナを超えて伝説となっています。そして、そのメッシはまだ25歳なのです。

しかし、今朝のゲームがそのまますんなり受け入れられるかと言ったら、まったく受け入れられません。前半、メッシにPKを決められ0-1となるも、イブラの絶妙のパスから今シーズン絶好調のノチェリーノが冷静に決めて1-1。このまま終了すればミランがベスト4という状況で、事件は起きました。相手のコーナーキックが上がる時にネスタがブスケッツのユニフォームを引っ張ったということで、何と2つ目のPKがバルサに与えられたのです。ネスタがユニフォームを引っ張っていたのは事実ですが、コーナーキックの直前の混戦であのくらいの出来事は毎度のことでしょう。しかも、その2人の間にプジョルがわざと割って入ったことによってブスケッツが倒れたように見えました。これがなければ前半は1-1で折り返したはずで、後半もどうなったかはわからなかったところです。

他にも明らかに何度かバルサ有利な笛が吹かれていました。モウリーニョがいつも言っていることがようやく分かった気がします。

ともかくこの敗戦を引きずらず、週末のヴィオラ戦を頑張って欲しいものです。スクデットのV2はもはや絶対に必要なことになってしまいました。
# by hikari-kozuki | 2012-04-04 12:24 | Football | Comments(0)






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