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「オペラの舞台はこう創る」~演出とその実践~
昨晩、題記のレクチャーコンサートが練馬文化センターでありました。
今年の3月に発足した練馬区演奏家協会という団体の主催事業で、武蔵野音大の声楽科教授、大滝雄志先生のレクチャーとコンサートでした。大滝先生が実際に舞台に立ち、歌手たちに演技を付けるのです。実際のオペラの舞台はどのように作られて行くか、という機会は普通の人にはほとんどないでしょうから、とても興味深いものだったと思います。
実際には、モーツァルトの「フィガロの結婚」の1幕と2幕から1つずつシーンをピックアップし、大滝先生がいろいろなアプローチ方法を歌手たちに分かりやすく説明しながら、演技をつけていくのです。細かい演技にもいろいろな意味があることが分かったり、音楽と演技の密接な関係も分かりやすく説明してくれました。大滝先生の新潟弁の入った朴訥ながら擬音が特徴的な語り口調は非常に説得力があり、モーツァルトの楽譜を大変深く読み込んでいらっしゃることが良く分かりました。そして、「モーツァルトの音楽は、楽譜に演出が書いてある」とおっしゃっていました。

大滝先生は、私が学生時代にオペラコースでお世話になった恩師で、ドイツ語も個人レッスンも受けにいったりしていました。先生はドイツ、オーストリアに留学され、大物演出家のもとで実際にオペラハウスで演出を勉強された方で、もっともっとオペラの演出をして欲しいのですが、大学で声楽の教授としてのお仕事がお忙しいようで誠に残念です。
そうそう、先日の弊社のコンサート「パルマ・オペラ・アンサンブル」に出演して頂いたソプラノの砂川涼子嬢を始め、大滝門下には優秀なお弟子さんたちが大勢いらっしゃいます。
by hikari-kozuki | 2006-09-21 12:32 | Comments(0)
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